南大塚都電沿線に1200本のバラが四季を通じて咲いています

成り立ちとご挨拶

国内外の500種710株のバラが植えられ、バラの散歩道になっています!

南大塚都電沿線協議会

南大塚都電沿線協議会が、都電荒川線の大塚駅前から向原までの軌道沿いの緑地帯にバラを植えるようになったのは約3年前です。雑草が生い茂り、自転車などが捨てられていたり、バイクの放置やゴミを捨てていく人も多く、恥ずかしいことですが、とにかく無法地帯でした。今、バラがきれいに咲いているところが、まるでゴミ捨て場状態でした。とにかく自分たちのまち、大塚をきれいにしたいという思いから、JR大塚駅前の緑地に捨てられたゴミ拾いや掃除をしていた有志が中心になってスタートしました。
手入れをし始めた頃は、植生もバラバラで、雑草も含めて勝手に自生していました。そんな中で20数年前に豊島区がフェンスを作り替えた時に植えたバラが100本近く生きていたのです。バラは雑草に埋もれて、咲いているのも気づかないような状態だったのですが、これから入手するのは難しい希少価値の品種もあることがわかり、何とかこのバラを活かしてみようということになりました。はじめは手を付けられるところから、地道に掃除をしていきました。そうすると、「じゃあ、うちの前も片付けるわ」というようなことになり、皆さんが協力的になってきました。雑然としていた場所がバラの花が咲いて見違えるようにきれいになったことで、住民たちの意識が少しずつですが変わってきたのだと実感しています。
ほとんど財源の無いところからのスタートでしたので、区と調整して予算を捻出するなど、活動費用の調達にはいつも頭を悩ませていました。ですから東京ふれあいロード・プログラムに認定されて、いろいろな形で支援をしていただけるので、とても助かっています。
現在では、都電沿線のバラは500種710株、都内では品種の多さで一番となり美しいバラの散歩道として、皆様に楽しんで頂いております。5月と10月は、沿線のバラは見事に咲き誇り、「大塚バラまつり」も開催され大塚の街は、きれいな街、安全な街に変わりつつ有ります。私たちは、もっと大塚の街を盛り上げ素敵な街、美しい街にしたいとボランティア活動を進めています。
高齢者の方々から子供たちまで一緒に参加して頂ける会に、活動の輪を広げて行きたいと考えております。

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